『老人ホームの基礎知識・講師と一緒に見学実施&意見交換』
 2007年9月11日、横浜文化情報センターの大ホールにて、セミナーを開催いたしました。神奈川県住宅供給公社、シニアライフ振興財団の主催によるシニアライフに関わるセミナーシリーズです。もも編集室からも「ホーム選びのポイント」を中心に講師でお呼びいただいています。今回は、午前中のセミナーコースと、午後からの見学会もセットした見学コースの2コースがありました。見学コースは30名限定のため、すぐに定員に達したようです。
  音響や画像の設備が素晴らしい会場でした。階段型の座席は視界もさえぎられず見やすかったと思います。大型スクリーンは後の席の方でも十分に見られるものでした。
  おりしも、前日NHKスペシャルで「コムスン・ショック」が放送されたところ。介護問題が浮き彫りになり、参加されていた方の1/3くらいはご覧になっていたようで、今日のご説明も実感をもって聞いていただけたようでした。
 
 途中、恒例の「自己チェック」を各自行なっていただきました。いつもは「元気なのであまりホーム入居は急がなくても」という方が圧倒的に多いのですが、昨今の不安からか、「検討してみても」のBタイプや「介護型を含めて検討しても」のCタイプも少なくありませんでした。
     
 午前のセミナーが終了し、見学コースの方はバスでホームへ移動です。入居されている方と同じ昼食を頂きました。講師も参加者の方と一緒にお喋りしながら、頂きました。皆さん、口々に「美味しい!」。メニューは、おこわ、天ぷら、稲庭うどん、野菜のおひたし、フルーツゼリーでした。でも、本当に美味しかったです!おなかいっぱいでなんと440kcal! ホームの食事は健康的です!
   
 昼食が済んだ後、2チームに分かれて見学しました。3タイプのモデルルーム、各共有施設などを見学。積極的に質問も出て、大変勉強になったかと思います。ご入居されている方も、共有設備をお使いになっておられ、活発な様子が伺えました。
   
 今回は、単なる見学会ではありません。見学終了後、4斑に分かれて、ホームの「良いところ」「良くなかったところ」をディスカッションしていただきました。お一人参加の方も多かったのですが、皆さん真剣に喧々諤々お話し合いされて、ユニークな意見もたくさん出ました。最後に斑ごとに発表頂き、講師からもコメントをさせていただきました。
   
     
  見学コースの方は、早朝から1日の活動で大変お疲れだったかと思います。ホーム見学が初めてという方も半分以上おられ、実際に見学してみることで、「わかること」「わからないこと」がわかります。反面、受け入れ側のホームのスタッフの方は、かなり緊張されていたようです。ディスカッションでは、本音が飛び出しますので、普段聞かれないような「デメリット」点も出てきます。ただ、誤解から生じていること、や疑問点にきちんと説明がされたので、良かったのでは、と思います。
 これをきっかけに、皆さん積極的にホーム見学をされるのでは・・・と思いますが、いかがでしょうか。
  
  
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